農業女子が伝える未来の仕事|農業女子つ・な・ぐPJ(広報誌ふれあい2024秋号)
本会は、農林水産省の「農業女子プロジェクト」に参画し、女性農業者をする支援「農業女子つ・な・ぐプロジェクト」に取り組んでいます。渋谷で開催された「職業体験EXPO2024」では、子どもたちが農業に触れる機会を提供し、大盛況のワークショップを実施しました。講師を務めた「まるせい果樹園」の佐藤ゆきえさんは、農園直売所からスタートしたネット販売の成功体験を活かし、農業の楽しさと可能性を伝えています。
職業体験EXPOのイベントの様子や講師を務めた農業女子をご紹介
広報誌ふれあいの秋号のご紹介をします。
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本会は、農林水産省が進める「農業女子プロジェクト」に参画し、「農業女子つ・な・ぐプロジェクト」に取り組んでいます。今回は、7月に開催された職業体験イベントの様子と、そこで講師を務めた農業女子の佐藤ゆきえさんをご紹介します。
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
子どもたちの将来の職業に「農業」の選択肢を
今回農業のPRを行ったのは、7月24日に東京・渋谷で開催された「職業体験EXPO2024」です。このイベントは、複数の企業や団体がブースを構え「子どもと社会の出会い」をテーマに企業活動や仕事について発信し、将来の目標や職業感を育んでもらうものです。
千葉県船橋市でトマトやイチゴを育てる「三須トマト農園」の三須美智子さんと、福島県福島市で桃をはじめ季節の果物を育てる「まるせい果樹園」の佐藤ゆきえさんが講師となって、子どもたちに計10回のワークショップを開きました。ワークショップはすぐに満席となり、大盛況でした。
東京ドーム約2個分!季節の果物狩りを提供
まるせい果樹園は、大手スーパーに販売するほか、6月から12月 まで、季節の果物狩りを楽しめる農園です。同じフルーツでも、例えば桃なら初姫や日川白鳳、あかつき、川中島白桃、黄金桃など複数の品種を育てており、時期によって食べ比べをしたり、複数の果物狩りを1日で楽しむこともできます。東京ドーム約2個分の広大な敷地は「公園のように自由に散策をたのしめる農園」というコンセプトで、ハート型の池など憩いの場もあります。
直売所の店番が農業にはまるきっかけに
結婚後に開業しましたが、頑張りすぎて体調を崩してしまい、思い切って事業を辞めることに。そして、静養しながらできる農園直売所の店番をすることになったことが、農業にはまるきっかけになりました。店番を始めると、閉店時の売れ 残りが課題だと分かりました。解決策として大成功したのが、当時はまだ少なかったネット通販です。夕方発送で、お得な詰め合わせボックスを考案したら、評判が広がって直売所の在庫が心配になるほどになりました。自分で考えた作戦でしっかり結果が出せる楽しさが、私に新たな活力をくれました。
G・A・Pを取得し次世代へのシフトも
震災でのダメージはありました、その時の放射能検査でG.A.Pの存在を知りました。農業を行う上での規範のようなものですが、この認証を取得したことで、お取引先への信頼や、まるせい果樹園の組織化が進んだと思います
周囲からは「ブルドーザーみたい(笑)」と言われながら、これまでガツガツと取り組んできましたが、今後は息子たちの世代にパラダイムシフトしていけたらと思います。若い従業員も多いので、彼らが中心となってキラキラした農園がこれからもずっと続くことが、今後の展望です。
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