雪に眠る甘さ、小谷村で体験する雪中キャベツの神秘と温もり

つながる。
2024年09月06日
雪中キャベツ 雪中キャベツ収穫 援農隊 雪中キャベツ植え付け
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今回は、きっと心をきっと惹きつける、長野県小谷村での特別な体験をご紹介します。

それは、雪深い大地で育まれた奇跡の野菜、「雪中キャベツ」との出会いです。雪の中でじっくりと甘みを蓄えたキャベツの植付けから収穫までを体験できる、他では味わえない魅力的な旅です。

雪国の恵み、小谷村で雪中キャベツ体験を通して得る感動

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・大自然の中で味わう、手作りの温もりと食育

・一面を緑に染める達成感と、北アルプスの絶景

・物価高の裏側にある、農家の方々の想いを知る

・雪の中から現れる奇跡!雪中キャベツ収穫体験の感動

・自然の力強さと恵みを実感する、感動の瞬間

・おわりに

地元の人々との温かい交流から始まる、雪中キャベツ植付け体験

夏の日差しの降りそそぐ8月、小谷村では一面の畑に雪中キャベツの苗が植えられます。この植付けをサポートするのが、地元若手グループ「小谷村百姓七人衆」を中心とした温かい人々です。彼らは普段、村のスキー宿を営む息子さんたちで、雪のない時期には農業を通して地域を盛り上げています。畑に到着すると、七人衆の皆さんが笑顔で迎えてくれ、畑づくりから苗植えまで、丁寧に教えてくれます。畝を作り、マルチシートを張り、小さな苗のための穴を開けるといった、普段なかなか体験できない農作業は、新鮮でワクワクするはずです。20センチメートルほどの小さな苗を一本一本、土に優しく植えていく地道な作業を通して、農家の方々の苦労や愛情を肌で感じることができます。土に触れ、風を感じながら、地元の方々と交わす何気ない会話の中に、都会では味わえない温かさがあります。

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雪中キャベツ植付け作業

大自然の中で味わう、手作りの温もりと食育

作業の合間には、七人衆の皆さんが心を込めて育てたトウモロコシやお米を使った、手作りの団子などが振る舞われます。体に染み渡る温かい団子の味は、きっと忘れられない思い出となります。自分たちが植えた苗が、やがて美味しいキャベツになることを想像しながら、地元の食材や食文化について学ぶことができるのは、食育という観点からも貴重な経験です。普段、食卓に並ぶ野菜が、どのようにして育てられ、私たちの口に入るのかを知ることで、食べ物への感謝の気持ちがより一層深まります。

一面を緑に染める達成感と、北アルプスの絶景

参加者全員で協力し、一本一本丁寧に苗を植えていきます。終えた後、一面の畑が緑の絨毯のように変わっていくのを見た時の達成感は、言葉では言い表せないほど大きいものです。そして、植付け作業を行う畑の周りには、雄大な北アルプスの山々がそびえ立っています。青く澄んだ空の下、爽やかな風が吹き抜ける畑で、美しい山々を眺めながら作業をする時間は、まさに至福のひとときです。普段、パソコンや書類に向かうことが多い方にとって、この開放感あふれる空の下での作業は、心身のリフレッシュに繋がるでしょう。

 

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雪中キャベツ収穫3

物価高の裏側にある、農家の方々の想いを知る

ニュースなどで物価高が報じられることが多い昨今ですが、実際に土に触れ、種を植え、作物を育てる大変さを体験することで、普段何気なく購入している野菜の値段に対する見方が変わるかもしれません。「こんなに手間暇かけて育てているのに、この値段なのか…」と、農家の方々の苦労を知り、感謝の気持ちが湧いてくるはずです。これは、お金では買えない、貴重な学びとなります。

雪中キャベツ畑_提供

雪の中から現れる奇跡!雪中キャベツ収穫体験の感動

厳しい冬が過ぎ、春の兆しが見え始める頃、小谷村では雪中キャベツの収穫が始まります。一面の雪に覆われた畑から、自分たちの手でキャベツを探し出し、掘り起こす作業は、まるで宝探しのようです。多い時には150cmもの積雪を手作業で掘り進めるのは、決して楽な作業ではありませんが、その大変さこそが、雪国ならではの貴重な体験となるでしょう。冷たい雪の下から、鮮やかな緑色のキャベツが現れた時の喜びは、格別です。

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雪中キャベツ収穫

自然の力強さと恵みを実感する、感動の瞬間

雪の中でじっくりと甘みを蓄えた雪中キャベツは、まさに自然の恵みそのものです。厳しい冬を乗り越え、甘くみずみずしく育ったキャベツを手に取ると、自然の力強さと、それに応えるように大切に育ててきた人々の想いが伝わってくるようです。この収穫体験を通して、私たちは自然の偉大さ、そして食べ物が生まれるまでの過程を、改めて深く理解することができるでしょう。

驚きの甘さと、みずみずしい食感が魅力!小谷村の雪中キャベツ

小谷村の雪中キャベツは、その名の通り、雪の中で育つことで驚くほどの甘さを蓄えます。雪の中で凍らないように、キャベツ自身がでんぷん質を糖分に変えるため、通常のキャベツよりも格段に甘くなるのです。その糖度は平均8度以上、高いものでは10度にも達すると言われ、これはなんとサツマイモと同じくらいの甘さです。

また、雪の中で水分をたっぷりと蓄え、身が締まっているため、みずみずしくシャキシャキとした食感も楽しめます。最も甘くなると言われる芯の部分はえぐみが少なく、すっきりとした甘さがあり、トウモロコシのような甘さと例えられることもあります。通常のキャベツよりも1.5倍ほど大きく、重さは平均2kg、大きいものだと3kg、中には5kg近くになるものもあるというから驚きです。

地域を挙げて取り組む、ブランド野菜としての誇り

小谷村では、「信州おたり雪中キャベツ生産組合」を立ち上げ、生産技術の統一化を図り、雪中キャベツをブランド野菜として展開しています。品質基準を定め、オリジナルのシールもリニューアルするなど、村全体で雪中キャベツの品質向上とブランドイメージの確立に力を入れています。このような地域の方々の努力によって、小谷村の雪中キャベツは、全国に誇れる特産品となっているのです。

雪中キャベツ_料理づくり

生で、煮て、揚げて…多様な食べ方で楽しむ雪中キャベツ

雪中キャベツの一番のおすすめの食べ方は、生でそのまま味わうことです。驚くほどの甘さとみずみずしさをダイレクトに感じることができます。もちろん、ロールキャベツや鍋物、炒め物など、様々な料理にも美味しく活用できます。特に、天ぷらにすると、芯まで甘みが凝縮され、普段のキャベツとは全く違う味わいを楽しむことができると評判です。収穫時期が限られているため、手に入る期間があまり長くなく、その希少性も魅力の一つと言えるでしょう。

環境にも優しい、持続可能な農業への取り組み

小谷村では、環境に配慮した雪中キャベツの栽培も行われています。「伊折農業生産組合」の「ゆきわりキャベツ」は、「信州の環境にやさしい農産物認証」を取得しており、堆肥や有機肥料を使用し、化学肥料の割合を削減するなど、自然と共生する農業を実践しています。このような取り組みは、私たちの未来の食卓を守ることにも繋がります。

地域活性化への貢献と、未来への希望

雪中キャベツの生産・販売は、高齢化が進む小谷村にとって、地域活性化の大きな柱となっています。雪中キャベツを通して、村に活気が生まれ、若い世代の就農意欲を高める効果も期待されています。あなたが雪中キャベツの植付けや収穫体験に参加することは、美味しい野菜を味わうだけでなく、地域を応援することにも繋がるのです。

雪中キャベツ

おわりに

長野県小谷村での雪中キャベツ植付けと収穫体験は、単なる農業体験ではありません。地元の人々との温かい交流、美しい自然との触れ合い、そして何よりも、雪の中で育まれた奇跡の野菜「雪中キャベツ」の驚くべき美味しさを体験できる、特別な旅です。

この冬、あなたも小谷村で、雪中キャベツの神秘と、そこに息づく人々の温かさに触れる旅に出かけてみませんか?

きっと、忘れられない感動と、豊かな恵みが、あなたの心と体を満たしてくれるはずです。

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