農業の力で、誰もが輝ける場所を。農福連携のメリット・デメリット
人手不足に困っていて農福連携に興味のある農業従事者の方へ。
「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献したい」という温かい想いを胸に、このページを開いてくださったあなたへ。
障害や高齢、生活困窮、引きこもりなど、さまざまな理由で通常の就労が難しい方々を、農業を通して支援する「農福連携」という取り組みに、興味をお持ちではないでしょうか?
農福連携は、単に困っている人を助けるだけでなく、関わるすべての人に喜びと成長をもたらす可能性を秘めています。しかし、新しいことを始めるには、期待だけでなく、不安や疑問もつきものです。
今回は、農福連携のメリットとデメリットをしっかりとご紹介し、その可能性を深く理解した上で、行動を起こせるよう考えて頂きたいと思います。
農福連携のメリット・デメリットを知り、あなたも一歩踏み出しませんか?
>>> 本会の農福連携の取組主体及び専門家10団体による成果報告については、こちらからご覧ください。
・農福連携の光と影:参画前に知っておきたいメリット ・導入・連携における慎重な検討 |
農福連携の光と影:参画前に知っておきたいメリット
まずは、農福連携がもたらす数々のメリットについて見ていきましょう。
そこには、関わる人々の笑顔と、地域社会の活性化への希望が溢れています。
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障害のある方にとっての輝き
農福連携は、障害のある方々にとって、働く機会や社会参加の場を創出し、生きがいや自信を与えてくれます。土に触れ、作物を育てる中で、自然との一体感を感じ、精神的・身体的にも良い影響が期待できます。数多くの多様性のある作業があるため、それぞれの個性や得意なことを見つけやすく、チームで連携しながら作業することで、社会性も向上します。作物が成長し、収穫を迎える喜びは、何物にも代えがたい達成感をもたらし、地域社会との交流機会も生まれます。生涯にわたる学びの場としても活用でき、努力次第では自立や独立就農の道も開かれます。そして、何よりも、労働の対価として賃金や工賃を得ることで、経済的な自立にも繋がります。
農業者にとっての新たな可能性
一方、農業者にとっても、農福連携は多くのメリットをもたらします。深刻な人手不足の解消に繋がり、これまで手が回らなかった作業が可能になり、経営規模や栽培規模の拡大が期待できます。耕作放棄地の有効活用にも貢献でき、障害のある方の丁寧な作業によって、農産物の品質向上や高付加価値化も期待できます。また、これまでになかった新たな発想や視点を取り入れることで、経営改善や商品開発のヒントが得られることもあります。社会貢献活動として企業や地域からの支持を得やすくなり、スマート農業技術やGAPといった新しい取り組みへのきっかけにもなりえます。既存の人材とは異なる個性や特性を持つ人材の獲得は、組織に多様性をもたらします。福祉に関する事業所との新たな連携は、地域社会との繋がりを深めます。結果として、作業効率の向上や労働安全の確保にも繋がり、地域農業の維持や拡大に大きく貢献することができます。
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>>> 農福連携のはじめかた。
地域社会への温かい恵み
農福連携は、地域社会全体にとっても大きなメリットをもたらします。地域活性化への貢献はもちろんのこと、障害のある方などが地域で安心して暮らせる居場所づくりにも繋がります。環境に配慮した持続可能な農業の推進にも貢献し、地域住民に対する農業や福祉への理解促進にも繋がります。そして何よりも、多様な人々が共に働きやすい、インクルーシブな社会づくりを推進する力となります。
知っておくべき現実:農福連携のデメリットと注意点
もちろん、農福連携にはメリットばかりでなく、導入や運営において注意すべき点や、乗り越えるべき課題も存在します。
導入・連携における慎重な検討
農福連携を始めるにあたっては、福祉施設との連携準備や調整、契約手続きなど、通常の業務に加えて新たな負担が増える可能性があります。障害のある方の特性に応じた適切な作業分担や技術指導が必要となり、作業の向き不向きの把握や最適な作業を見つけるには、時間と根気が必要です。だれにでも数値的で分かりやすく丁寧な指導には、どうしても時間と労力がかかります。
雇用・経営における乗り越えるべき課題
農業は天候に左右されるため、安定した雇用や作業量の確保が難しい場合があります。継続した雇用でないと、障害のある方の技術習得が難しいという側面もあります。安全に作業を行うためには、細心の注意を払い、安全確保のための配慮や指導を徹底する必要があります。
作業内容によっては、作業場のバリアフリー化が必要となる場合もあります。一般的な労働力と比較して、作業効率が低い場合があることも考慮しなければなりません。また、農業の価格競争が激しい中で、福祉サービスの提供コストとのバランスを取ることは、経営上の課題となる可能性があります。
連携・協力における相互理解の重要性
農業者と福祉関係者の間では、専門知識や用語が異なるため、意思疎通に時間がかかることがあります。互いの目的や優先順位が異なることによって、連携が難しくなる場合もあります。
地域によっては、農福連携に対する理解不足や偏見が存在する場合もあり、理想と現実のギャップから失望感が生じてしまう可能性も否定できません。
デメリットを乗り越え、実りある連携へ
しかし、これらのデメリットや注意点は、決して乗り越えられない壁ではありません。農福連携を成功させるためには、農業者と福祉事業所が互いの状況やニーズを深く理解し、密に連携を取りながら、一つ一つの課題に丁寧に向き合っていくことが重要です。作業内容の細分化やマニュアル化、障害のある方が働きやすい環境整備などをしっかりと行うことで、多くの課題は解決へと向かいます
あなたの一歩が、誰かの未来を拓く
農福連携には、確かにメリットとデメリットの両面があります。しかし、そのメリットは、関わるすべての人にとって、かけがえのない希望の光となるでしょう。デメリットや課題も、事前の準備や関係者間の密な連携によって、十分に克服可能です。
もしあなたが、障害のある方々の可能性を信じ、共に汗を流し、喜びを分かち合いたいという想いをお持ちなら、ぜひ農福連携への参画を検討してみてください。まずは、お住まいの地域の農福連携に関する情報を集めてみたり、支援機関に相談してみたりすることから始めてみませんか?
あなたの勇気ある一歩が、誰かの人生を大きく変える力になるはずです。
まとめ:農福連携のメリットとデメリットを理解し、希望ある未来へ
農福連携は、障害のある方、農業者、そして地域社会全体にとって、多くのメリットをもたらす可能性を秘めた取り組みです。働く機会の創出、労働力不足の解消、地域活性化など、その恩恵は多岐にわたります。一方で、導入や運営における負担、雇用や経営における課題、連携・協力における難しさといったデメリットや注意点も存在します。
しかし、これらの課題は、関係者間の密な連携と、丁寧な準備によって乗り越えることができます。メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、あなたも農福連携への一歩を踏み出しませんか?
あなたの温かい気持ちと行動が、誰かの希望となり、より豊かな社会の実現に繋がります。まずは、地域の農福連携に関する情報を集め、支援機関に相談してみることから始めてみましょう。
>>> 農福連携のはじめかた。
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