八尾若ごぼう:春を告げる伝統野菜、その魅力と食文化を未来へつなぐ (広報誌ふれあい2025冬号) 

知る。
2025年02月20日
ふれあい誌 八尾市 八尾若ごぼう 産直物語
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仕事と家事の両立に追われる日々、たまには自分だけの時間を持ちませんか?

八尾若(やおわか)ごぼうで有名な大阪府八尾市への旅がおすすめです。八尾市は、都会の喧騒からほんの少し足を伸ばせば、豊かな自然と歴史、そして温かい人々に出会える場所です。

※ふれあい誌面とは内容が異なります。

春を告げる伝統野菜「八尾若ごぼう」、その魅力と食文化を未来へつなぐ

P.08~P.10 拡大PDF全ページを見る

・江戸時代から続く伝統野菜、八尾若ごぼう

・大和川の恵みが育む、独特の栽培方法

・地域一丸となって食文化を継承する取り組み

・若い世代へ食文化をつなぐための挑戦

・八尾市への旅で、豊かな自然と歴史、そして人々の温かさに触れる

・おわり

江戸時代から続く伝統野菜、八尾若ごぼう

八尾市には、江戸時代から食べ継がれてきた伝統野菜、「八尾若ごぼう」があります。春を告げる野菜として親しまれてきた若ごぼうは、その美味しさはもちろんのこと、地域の人々の食文化を支える大切な存在でもあります。

>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!

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根も軸も葉も食べる、捨てる所なしの万能野菜

若ごぼうの魅力は、根も軸も葉もすべて食べられることです。

一般的なごぼうは根だけを食用としますが、八尾若ごぼうは、15cmほどの短い根はやわらかくごぼうの風味が楽しめ、軸はふきに似たシャキシャキとした食感が楽しめます。

さらに、葉は苦味のある滋味深い味わいで、栄養も豊富です。

食物繊維や鉄分、カルシウム、ルチンなどが含まれており、健康にも良いとされています。

大和川の恵みが育む、独特の栽培方法

八尾若ごぼうが育つのは、大和川の付け替えによって八尾市をそれたものの、大昔は川が流れており、砂質の土壌が若ごぼう栽培に適していたからです。

秋口に種をまき、3ヶ月ほどで葉が圃場を覆い尽くすほどに成長します。

最初に生えた葉茎は筋ばっているため、根元からカットし、切り口から再生した芽を育て直すことで、柔らかく食感の良い若ごぼうが育ちます。収穫は機械で土を掘り起こした後、手作業で行われます。

農業支援・援農・ 体験交流企画

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地域一丸となって食文化を継承する取り組み

八尾市では、地域一丸となって若ごぼうの価値を高め、伝統を守るための取り組みが行われています。

2013年8月には「八尾若ごぼう」として地域団体商標を取得し、ブランド化を推進しています。

また、収穫体験の受け入れや、若手生産者を集めた堆肥研究会を立ち上げるなど、八尾の農業を牽引する取り組みも行われています。

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若い世代へ食文化をつなぐための挑戦

炒め煮やみそ汁など定番料理で親しまれてきた若ごぼうですが、若い世代では調理の仕方がわからない人もいます。

そこで、八尾市農業啓発推進協議会では、買い物客が気軽にに参加できるように商業施設で品評会&即売会を開催したり、公認レシピを開発するといった取り組みを実施しています。

学校給食に八尾若ごぼうを取り入れるなど、食育にも努めています。

八尾若ごぼうの未来と教えてくれること

二毛作、三毛作で枝豆も栽培しており、「八尾えだまめ」としてブランドを確立しています。

協議会は、その成功例を八尾若ごぼうの普及にも生かしたいと考えています。

八尾若ごぼうは、私たちに多くのことを教えてくれます。

それは、自然の恵みへの感謝、食文化の大切さ、そして地域の人々の温かい繋がりです。

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八尾市への旅で、豊かな自然と歴史、そして人々の温かさに触れる

八尾市への旅はとっておきの時間となり、きっと忘れられない経験となるでしょう。

豊かな自然の中で深呼吸をし、歴史的な街並みを散策し、そして何よりも温かい人々との触れ合いを通して、心身ともにリフレッシュできます。

八尾市は、家族旅行にもおすすめな場所でもあります。

お子様と一緒に若ごぼうの収穫体験をしたり、地元の食材を使った料理を味わったりするのも良いでしょう。

八尾市での体験は、きっとあなたの心に温かい光を灯してくれるでしょう。

日々の忙しさに追われる中で忘れかけていた、穏やかで豊かな暮らしのヒントが、きっと見つかるはずです。

ぜひ一度、八尾市を訪れてみてください。あなたを温かく迎えてくれます。

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