甘いにんじん『彩誉(あやほまれ)』を収穫!岸和田市で援農ボランティアをレポート!
甘くておいしいにんじん「彩誉(あやほまれ)収穫隊」、収穫のお手伝いしてきました!
2月6日(日)、大阪府岸和田市で開催された援農ボランティア「彩誉収穫隊」に参加しました。
地元で育てられたブランドにんじん「彩誉」の収穫体験です。
今回は、この人気の援農活動の様子をレポートし、収穫の楽しさと岸和田の農家さんの魅力を伝えます!
目次
・甘~いにんじん「彩誉(あやほまれ)」って? ・意外と難しい!にんじん掘り作業のコツって? ・泉州名物・水ナスの栽培のお手伝いも! |
甘~いにんじん「彩誉(あやほまれ)」って?
「彩誉(あやほまれ)」は大阪の種苗会社が岸和田の農場で開発したにんじんです。
もともとは早い時期に収穫できるにんじんとして開発されました。出来上がったものはにんじん独特のクセが少なく、しかも甘かったのです!通常人参の糖度は5~7ですが、彩誉は7~9度、時には11度を超えることもあるそうです。
生で食べてもとてもおいしく味わえます。野菜嫌いのお子様にも人気で、最近だんだんと栽培が増えてきました。
地元・岸和田でも岸和田生まれのにんじんとして「彩誉糖度コンテスト」が開催されるなど、PR活動がなされています。
意外と難しい!にんじん掘り作業のコツって?
この日は彩誉の「総採り」のお手伝いです。

6名の参加者はにんじん掘りが初めての方がほとんど。
掘るのは簡単かな?と思いきや、しっかりと太い根を張るにんじん掘りは一苦労!
葉の根元をつかんで上下に揺するのがコツだそうですが、揺するのが難しく、力任せに抜くと葉がちぎれてしまいます。また、斜めに引っ張ると今度はにんじんが折れてしまうのです。
そこで、スコップで土を掘り起こし、ようやくスッと抜けるようになりました。
収穫したにんじんは土を落とし、根と葉を切り落としてコンテナに積みます。きれいなA品と、ヒビや変形のあるB品に分け、こちらは洗浄して出荷。
それ以外のパックリと割れてしまったにんじんは、畑の外へ捨てます。畑にそのまま置いておくと、良くない菌が発生してしまうそうです。
にんじんのA品率は5割と言われ、農家さんはそれ以上にA品を増やすことを目標に頑張っているそうです。捨てるほかないにんじんを前に、にんじんジュースにしたらどうか?などと食品ロスの話で盛りあがりました。
泉州名物・水ナスの栽培のお手伝いも!
水ナスのハウスで土づくりの作業もお手伝い。
何種類ものミネラルや微生物をまんべんなく撒いていきます。しっかりと土づくりをすることで病気を防げるのだそうです。
それにしても・・・その撒く量にびっくり!「水ナスがこんなにミネラルたっぷりの良い土で育っていたとは…」と皆さん驚きでした。
高級野菜でもある「水ナス」は、ここ2年はコロナの影響を受けた野菜です。これだけ栽培に手間暇がかかっているのに、主な販売先である飲食店が休業となり、売値もかなり下がってしまったのだとか。
まとめ
忙しい農家さんをお手伝いしつつ、時には農家さんにいろんなお話も聞け、農業の現場に触れることができる全国農協観光協会の「援農隊」。
今回もにんじんや水ナスについて、農家さんの思いに触れることができました。お世話になった地域の皆さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
ぜひ、春からの援農隊にもご参加お待ちしております。
投稿者 Sieni